The Mule(運び屋)
飛行機機内鑑賞映画その2
クリント・イーストウッド監督・主演 「運び屋」
老人が麻薬の運び屋をやるというびっくりストーリーです。
The Muleとは「頑固者」という意味です。
しかしこの映画のテーマは「仕事に夢中になり家族や大切なものを蔑ろにしてきた男たち」がテーマのように感じました。
・仕事中毒者その1:本人 アール・ストーン(クリント・イーストウッド)
仕事一筋の頑固親父。花栽培をして全米を走り回る。娘の結婚式もすっぽかす程なので家族のことなど完全無視状態です。
・仕事中毒者その2:コリン・ベイツ捜査官(ブラッドリー・クーパー)
犯人逮捕のため記念日をうっかり忘れる。
・仕事中毒者その3:ギャングのNo2
ボスに認められるために命がけ頑張って常にイラついている。
過去の仕事中毒だった自分を振り返り、業績を上げたいと必死になっている捜査官とギャングに諭します。
「家族は大切にしろ」
「大物になる必要はない。」
刑務所に収監されることが決定した際の娘アイリス(アリソン・イーストウッド なんと実の娘です。)から「これで常に居場所がわかる」と言われるぐらい各地を飛び回っていたのでしょう。社会や職場で「大物」になるために。
でも最後は家族なんだよね。